バンビ「さてと。 あれっ、あそこにいるの......新名くん!」
新 名「○○さん。ちょりーっす。」
バンビ「ふふっ、ちょりっす。お買い物?」
新 名「うんまあそんな感じ。今は聖司さん待ち。」
設 楽「なんで俺を待ってるんだ?一緒に来たわけじゃないだろ。」
バンビ「あ、設楽先輩。」
新 名「おかえりなさーい。いいのありました?」
設 楽「いいもなにも、頼んでたのができたから取ってきただけだ。」
新 名「あれ、オレのオススメコーデは?買わなかったんスか?ヒデェ!」
設 楽「なにがヒデェ、だ。おまえが一方的に選んでただけだろ。」
バンビ「えっと......どんなのを勧められたんですか?」
設 楽「目に優しくないピンクのパーカーとか、
チャラチャラした何かがついた黒のパンツとか......」
設 楽「......要は、こいつが着てそうな服だよ。」
バンビ「そ、それは......」
設 楽「......絶対ない、だろ?」
新 名「うん、オレもそう思う!だからこそ見てぇ、みたいな?」
設 楽「おまえな......」
新 名「あれ? てか聖司さん。後ろで荷物持ってんの、お付きの人?」
設 楽「ああ、忘れてた。店員だ。車まで運んでくれるって言うから。」
新 名「どんだけ買ってんスか!?......オーダーメイダー、マジパネェ。」
設 楽「オーダーメイダーってなんだ。ヘンな日本語作るな。」
新 名「どっちかっつったら英語じゃね?」
設 楽「......ヘンな揚げ足も取るな。」
新 名「ハハッ!
さてと、ツレと約束してるんでオレはここで。お先っス!」
設 楽「ああ、もう......」
バンビ「(新名くんみたいな服を着た設楽先輩か......)」
設 楽「ん? ......おまえ、いまヘンなこと考えてなかったか?」
バンビ「い、いえ! 全然!」
設 楽「ふぅん。......覚えてろよ?」
バンビ「(う......もうこの件に関しては考えないようにしよう......)」