目前分類:不二山嵐 (7)

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???「○○。」

バンビ「ん? あっ、不二山くん。お買い物?」

不二山「うん。いいとこで会った。」

不二山「参考書とマンガ。おまえならどっち買う?」

バンビ「ず、ずいぶん極端な選択だね......」

不二山「数学でわかんねーとこあったから参考書買いに来て、
    中見たらもっとわかんなくなった。」

不二山「役に立たないグループ。」

バンビ「う、うん。」

不二山「困ったなーと思ってすぐ横見たら、
    面白そうなマンガ。柔道の。」

不二山「役に立つグループ。」

不二山「自分のためになるのは役に立つグループ。 だよな?」

バンビ「う、う~ん...... そう......かな?」

不二山「よし、決まった。」

バンビ「え?」

不二山「おまえの意見、参考になった。お礼言う。」

バンビ「え、あの......」

不二山「数学で悪い点とったらおまえのせい。」

バンビ「え!」

不二山「......にはしねーから安心しろ。 じゃな。」

バンビ「あ、不二山くん!」

バンビ「(あの感じ......きっとマンガ買うよね?うーん......)」

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不二山「もうすぐ卒業だな。」

バンビ「うん。」

不二山「......俺。はば学来て良かった。」

不二山「今ならわかる。よその学校じゃダメだった。」

不二山「はば学に来て、会うべきヤツに会った。
    間違ってなかったんだ。 誰も。」

バンビ「不二山くん。」

不二山「あと少しだけど......よろしくな。」

バンビ「(不二山くん......)」

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バンビ「送ってくれてありがとう。」

不二山「べつに。 ............」

バンビ「ん、どうかした?」

不二山「これ、やる。」

バンビ「えっ?」

不二山「おまえ、今日誕生日なんだろ?」

バンビ「あ、うん。 もしかして、覚えててくれたの?」

不二山「まあな。ちょうど会う日でよかった。」

バンビ「ありがとう、不二山くん。」

不二山「どういたしまして。 じゃあな。」

バンビ「(嬉しい......!今日はステキな誕生日だったな......)」

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バンビ「(ふぅ、なんとか間に合った......)」

不二山「疲れた......」

バンビ「あ、不二山くん。手すり、大丈夫だった?」

不二山「うん。なんとか直った。」

不二山「あんなに脆い造りで大丈夫なんか?あれ。
    ちょっと叩いたくらいでバキッはねーよ。」

バンビ「......ちょっと?」

不二山「ちょっとだ。 ......ん?違ったか?」

放 送「これより、はばたき学園、学園演劇を開演いたします。」

バンビ「あ、始まるよ!」

不二山「おう。少しゆっくりできるな。」

 

(..................)

 

バンビ「あ、不二山くん。お帰りなさい。」

不二山「ただいま。」

近 藤「総司!」

沖 田「近藤先生っ......ゲホッ、ゲホッ!申し訳、ありません。」

近 藤「いい、じゃべるな。」

不二山「............」

不二山「このあとからどんどん弱ってくんだっけ。こいつ。」

バンビ「うん......」

不二山「新撰組の仲間、以外に心の支えになるようなヤツっていたんかな。」

バンビ「心の支え?」

不二山「うん。例えば、俺にとってのおまえみたいな。」

バンビ「えっ......」

近 藤「立てるか?」

沖 田「は、い......」

不二山「歴史上の人物で、本当はどんな人なんかはわかんねーけど。」

不二山「そういうヤツがいなかったんだとしたら......ツレェよな。」

バンビ「不二山くん......」

不二山「第一幕、終了か。 あっち、行ってくる。」

バンビ「うん。」

バンビ「(不二山くん......)」

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バンビ「不二山くん、もうすぐ誕生日だったよね。」

不二山「人の誕生日、覚えてんのか。すげーな。」

不二山「そういうの苦手。親のも覚えてねーもん。」

バンビ「そっかぁ......」

不二山「でも、1人分だったら覚えられると思う。」

不二山「あとで教えろよ。おまえの誕生日。」

バンビ「(ひょっとして、気を遣ってくれたのかな?)」

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バンビ「もうすぐ夏休みだけど、なにか予定ってある?」

不二山「柔道とバイトと、あと......そうだ、ドリル。」

バンビ「ドリル?」

不二山「うん。大迫先生から渡された。俺用特別ドリル。」

バンビ「えっ、もう?」

不二山「夏休み入ったら柔道とバイト三昧だろうから
    今からやっとけって。」

バンビ「ふふっ、先生、お見通したね?」

不二山「だな、世話になりっぱだ。ちゃんとやんねーと。
    ............」

バンビ「どうしたの?」

不二山「手伝い募集中。 おまえ、いつヒマ?」

バンビ「(ちゃんとって言ったそばから......)」

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バンビ「そろそろ期末試験だね。準備してる?」

不二山「準備してる、振りしてる。」

バンビ「振り?」

不二山「そう。親がうるせーから。」

バンビ「ということは、実際は......」

不二山「校内の成績悪くっても
    はば学に通ってるってだけで安心してるから問題ねーよ。」

不二山「進路の話になったらわかんねーけど。」

バンビ「(何か事情があるのかな......)」

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