目前分類:設楽聖司 (11)

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バンビ「設楽先輩、もうすぐ体育祭......」

設 楽「..................」

バンビ「......の話は置いといて。」

設 楽「......高校に入る前は体育の授業をよく休んでた。
    運動会もほとんど見てるだけだったな。」

バンビ「えっ、体が弱かったとか?」

設 楽「指を守るためだけだ。
    バレーボールとかバスケとか、
    突き指でもしたらピアノが弾けなくなる。」

設 楽「リレーでバトンを受け損なって指を痛めるかもしれない。
    ......かもしれないばかりで、いろんなものを見送ってきた。」

バンビ「......でも、今回は見送らなくていいんですよね?」

設 楽「参加せざるを得ないんだよ。」

設 楽「大迫先生に体育の単位がほしければ
    体育祭だけは出ろと脅されたからな。」

バンビ「(......ホントは見送りたいのかな)」

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バンビ「設楽先輩、もうすぐ期末テスト......」

設 楽「..................」

バンビ「......の話は置いといて。」

設 楽「もうおそいよ、しっかり聞こえた。
    今一瞬忘れてたのに、なんで思い出させるんだ。」

バンビ「......すみません。」

設 楽「歩いてる時くらい忘れさせろ。
    悪いと思うならテストの
    ことなんか吹っ飛ぶような爆笑コントでもやれ。」

バンビ「え~っ!」

バンビ「(......と、いうようなことを話しながら下校した)」

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バンビ「男の人ってどんな時にドキドキするんですか?」

設 楽「しない。」

バンビ「ウソ。」

設 楽「今してる。」

バンビ「え?」

設 楽「......なんでそこで噓だって言わないんだよ。」

バンビ「......だって。」

設 楽「おまえのそういうところにドキドキする。
    よくない意味で。」

バンビ「(設楽先輩......)」

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バンビ「男の人ってどんな女性が好きなんですか?」

設 楽「なんで俺に聞くんだ。」

バンビ「いろんな人の意見が聞きたいなって。」

設 楽「ガサツでズボラで
    見た目全然気にしてなくて
    ワガママでヨクバリで
    人の意見まるで聞かない奴。」

バンビ「えー......」

設 楽「打たれ弱いくせに
    プライドだけは高くて
    気配りがなってなくて
    自分が一番かわいい奴。」

バンビ「うーん......」

設 楽「そんな奴ならよかったのに。
    そしたら最初から 気にも留めなかったよ。」

バンビ「(設楽先輩......?)」

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バンビ「そういえば設楽先輩の誕生日、もうすぐですよね?」

設 楽「そうだな。」

設 楽「......母が趣味でフラワーコーディネイトをやってるんだ。」

バンビ「へぇ、すごいじゃないですか!」

設 楽「ああすごいよ。
    それで食べていけるくらいの腕を持ってる。」

設 楽「おかげで誕生日が近付くたびに家の中が花で埋まっていく。
    今朝起きたら俺の部屋のドアがバラで縁どられてた。」

バンビ「......設楽先輩、なんだか嬉しくなさそう?」

設 楽「そんなことないさ。」

設 楽「今日帰ったら部屋の中がどうなってるか......
    想像しただけで嬉しくて涙が出そうだ。」

バンビ「(ちょっと見てみたいかも......)」

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設 楽「さっきからあの仔犬ににらまれてる......なんでだ?」

バンビ「【ラブラブ光線ですね♡】」

設 楽「ラブラブって、おまえ......
    たまにそういう突拍子もないこと言うよな。」

バンビ「あの子、こっと設楽先輩のこと好きなんですよ。」

設 楽「俺にはそんなの効かないから無駄だな。」

バンビ「ホントですか?」

設 楽「え?」

バンビ「いくぞ!ラブラブ光線!」

設 楽「............」

バンビ「......どうですか?」

設 楽「全然効かない。」

バンビ「(そうかなぁ......)」

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設 楽「......ここなら何度来てもいいな。」

バンビ【ムードたっぷり♡】

設 楽「何しに来てるんだ、おまえは......ちゃんと星を見ろ。」

バンビ「もちろん見てましたよ? 星も、設楽先輩も。」

設 楽「は? 俺?」

バンビ「すごく真剣な顔してました。」

設 楽「......勝手に見るな。 仕返しだ、次は俺がおまえを見てやる。」

バンビ「それだとお互い見つめあっちゃうような......」

設 楽「なんでまた俺を見ようとするんだよ。おまえは星を見ろって。」

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バンビ「すみません、送ってもらっちゃって。」

設 楽「......ここまでくると、本当に忘れてるみたいだな。」

バンビ「え?」

設 楽「ほら、プレゼント。......今日誕生日だろ。」

バンビ「わぁ、覚えててくれたんですね!」

設 楽「いつ渡そうかとずっとタイミング計ってたんだ。
    おまえ、全然言い出さないから......」

設 楽「あ、これも言い忘れるところだった。
    ......誕生日おめでとう。」

バンビ「ふふ、ありがとうございます。」

設 楽「はぁ、なにかこうスマートじゃないな......まぁいい、おやすみ。」

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設 楽「○○。」

バンビ「あ、設楽先輩。お疲れ様です。」

設 楽「......本当に疲れた。」

バンビ「でも、なんか間に合ったじゃないですか。」

設 楽「当たり前だ。
    これで間に合わなかったら誰に文句言えばいいんだよ。」

バンビ「(文句は言わなくてもいいと思うけど......)」

放 送「これより、はばたき学園 学園演劇を開演いたします。」

バンビ「あっ、始まりますよ。」

設 楽「幕でも落ちれば面白いのに。」

バンビ「......面白くないです。」

 

(..................)

 

作 家「......あなたは自分の道を見つけて、
    ちゃんと行く先を知っているのですね。」

女 優「あたしは女優の道を、あなたは作家の道を、
    あたしたちは才能という渦巻きの中へ巻き込まれたのよ!」

作 家「それなら愛はどうなります?
    あなたを愛することの思いはどこへ行けば良いのでしょう?」

女 優「恋愛はそれだけが目的になったらつまらないわ。
    でも、才能は違うの。一途でいなくちゃいけないの!」

設 楽「......何度見ても嫌な劇だな。」

バンビ「そうですか?」

設 楽「そうだよ。才能才能って軽々しく言いやがって。」

設 楽「何が才能に一途に、だ。知らない奴ほど簡単に言う。」

バンビ「設楽先輩......」

バンビ「あの、主役に推薦されてたって聞きましたけど......」

設 楽「あんな名前も知らない女に
    すき放題言われる上に振られる役なんて、誰がやるか。」

バンビ「(......才能とは関係ないような......)」

設 楽「......まぁ、おまえが相手ならやってやっても良かったかな。」

バンビ「そうですか?」

バンビ「ふふ、わたしもやりたかったな、設楽先輩を振る役。」

設 楽「へぇ?」

設 楽「じゃあ望み通りに相手をしてやる。
    さあやってみろ。今すぐ、ほら。」

バンビ「(うぅ、冗談なのに......)」

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バンビ「文化祭まであと少しですね。」

設 楽「だから?」

バンビ「設楽先輩は何やるんですか?」

設 楽「さあ。」

バンビ「クラス出展とか。」

設 楽「......何が聞きたいんだ、おまえ。」

バンビ「だから、文化祭の予定を......」

設 楽「聞いてどうする。遊びにでも来るつもりか?」

バンビ「はい!」

設 楽「誰が言うか。」

バンビ「(......何やるんだろう)」

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バンビ「設楽先輩、楽しみにしててくださいね。」

設 楽「なにを?」

バンビ「もうすぐ修学旅行だから、お土産買ってこようかな、なんて。」

設 楽「ああ、もうそんな時期か......」

バンビ「去年のこととか思い出します?」

設 楽「..................」

設 楽「旅館の枕はすべて羽枕にするべきだ。
    重いし硬いし痛いし最悪だ。」

バンビ「(......何があったんだろう)」

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