close

バンビ「(のんびりしてたら遅くなっちゃった......)」

???「先生、ケンカするなとか、そういうきれい事は言わない。
    先生も、昔ちょっと荒れてた時期があってな。」

???「大迫ちゃんが?ウソだぁ。」

???「ウソなもんか。」

バンビ「(あれ、あそこにいるの......)」

バンビ「琉夏くん、大迫先生!」

琉 夏「○○ちゃん。」

大 迫「おう! どうしたぁ、女子がこんな時間に?早く家に帰れ。」

バンビ「すみません!」

大 迫「なぁ、琉夏。
    なんでもいい、先生に話したいことがあるか?」

琉 夏「ないよ?」

大 迫「本当だな?」

琉 夏「うん、本当。」

大 迫「そうか...... うん、まあよし!」

大 迫「でもな、なんかあったら、すぐに先生に言え。
    全力でぶつかってこい。先生は絶対逃げない。」

琉 夏「オッケー、そうする。
    でも先生、俺が全力でぶつかったら、倒れちゃうよ?」

大 迫「バッカヤロー、お前なんかにつぶされるか!
    こう見えても大学時代は、ラクビー部No.8だぁ!」

琉 夏「そっか。 なんか、スゲェ。」

大 迫「フフン!わかりゃ、いい。
    じゃあ、二人とも早く帰れよ?」

バンビ「琉夏くん、なんかしたの?」

琉 夏「なんにも?」

バンビ「じゃあ、どうして大迫先生に――」

琉 夏「大迫ちゃんはさ、俺のこと見つけるいつも
    なんだかんだ話しかけてくれる。」

バンビ「そうなんだ。」

琉 夏「いい先生だよ、大迫ちゃん。
    ちょっと、ちっちゃいけど。」

バンビ「(ふふ、でも......そうだね、いい先生だね)」

arrow
arrow
    文章標籤
    ときメモ 心跳回憶 GS3
    全站熱搜

    篠崎りん 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()