???「家には帰らないのか?おばさん、心配してたぞ?」

???「そっか、うん、まあその内ね。」

バンビ「(あれ、あそこにいるの......)」

バンビ「琉夏くん、設楽先輩!」

琉 夏「ん?」

設 楽「○○。何だ、こんなとこで。」

バンビ「設楽先輩は、お買い物ですか?」

設 楽「あぁ、運転手が母の使いで......
    それより、おまえたち知り合いか?」

バンビ「はい。琉夏くんたちも?」

琉 夏「うん、実家が近所だから。」

バンビ「そうだったんだ?」

設 楽「しかし......おまえちょっと見ない内にずいぶん変わったな。
    なんだそのアタマ?」

琉 夏「カッコいい?」

設 楽「”なんだ”っていうのは、どういうつもりだってことだ。
    つまり、理解できないってことだ。」

琉 夏「怒られちゃった。」

運転手「あの、坊ちゃま、そろそろ参りませんと、ご予定が......」

設 楽「うん。じゃあな。 琉夏、おばさんに連絡しろよ?」

琉 夏「わかった。コウにも伝えとく。」

設 楽「琥一!? ......あ、あぁ、そうだな。」

バンビ「?」

設 楽「じゃあ!」

バンビ「はい!」

 

バンビ「そっか、2人は幼馴染みなんだね?じゃあ、琥一くんも?」

琉 夏「そう。小学校の頃は、3人で一緒に登校してた。」

バンビ「へえ!でもなんか、ちょっと想像できないかも。」

琉 夏「昔からあんな感じだよ?
    それで、よくコウに泣かされてた。」

バンビ「(だから琥一くんの名前が出たら慌てたのか......)」

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