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バンビ「(あ、紺野先輩と設楽先輩だ)」
紺 野「やあ、こんにちは。」
バンビ「こんにちは。」
設 楽「..................」
バンビ「......どうしたんですか?設楽先輩、疲れてるみたいですけど......」
設 楽「実際疲れてるんだよ。全国模試の帰りだ。」
バンビ「わぁ、お疲れ様です。」
紺 野「僕の通う塾で毎月全国模試をやっててさ、
塾生じゃなくても参加できるから、誘ったんだ。」
設 楽「結果、貴重な休みを潰した。」
紺 野「受験生の言葉とは思えないな......」
バンビ「全国模試、初めてなんですか?」
設 楽「悪かったな。塾に行ったことないんだよ。」
紺 野「家庭教師がついてるのかと思ったら、それもないんだって。」
バンビ「なるほど......独学なんですね?」
設 楽「......まぁ、そうだ。」
紺 野「..................」
設 楽「なんだよ。」
紺 野「いや、設楽の成績知ってるから。」
設 楽「悪くて悪かったな。」
紺 野「勉強してないんだから当然だな。ピアノが上手いわけだよ。」
設 楽「..................」
紺 野「○○さん。」
バンビ「は、はいっ?」
紺 野「せっかくだから一緒にお茶でもどう?」
バンビ「......いいんですか?」
設 楽「紺野がおごるってさ。」
紺 野「えっ、そんなこと言ってないだろ。」
設 楽「男に二言はない。」
紺 野「設楽が言ったんじゃないか!」
バンビ「(......ちょっとハラハラしちゃった)」
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