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バンビ「(あ、紺野先輩と設楽先輩だ)」

設 楽「あ。」

紺 野「やあ、こんにちは。買い物?」

バンビ「そんなところです。紺野先輩たちも?」

設 楽「なんで俺が紺野なんかと買い物しなきゃならないんだ。」

紺 野「なんかはひどいな......実はお茶会の帰りなんだ。」

バンビ「お茶会......2人でですか?」

紺 野「はは。いや、設楽の知り合いが毎月開いてて、
    招待してもらったんだよ。」

設 楽「おまえが行ってみたいって言うから、
    俺が守村さんに頼んでやったんだろ。」

紺 野「うん、もちろん設楽には感謝してるよ。」

バンビ「へぇ......紺野先輩、紅茶に興味があるんですか?」

紺 野「前から勉強してみたいと思ってたら、設楽が意外に詳しくてさ。」

設 楽「意外とはなんだ。おまえに比べたらみんな詳しい。」

紺 野「そんなことないと思うけど......」

設 楽「大いにあるだろ。ダージリンとアッサムの違いが
    わからないくらいなら、まだいいとして......」

バンビ「(......なにがあったんだろう?)」

設 楽「茶葉を直接ティーカップに入れた奴なんて、初めて見た。」

バンビ「えっ!?」

紺 野「..................」

バンビ「あっ、すみません!つい......」

紺 野「いや、いいんだ。ああいう雰囲気は初めてで、少し緊張して......」

設 楽「だからってあれはないだろ。」

紺 野「いや......例え紅茶に詳しかったとしても、
    僕はティーカップに茶葉を入れたかもしれない。」

設 楽「大げさだな、ただのお茶会だろ。」

紺 野「ただのじゃなかったよ......」

バンビ「(うーん、どんなお茶会だったんだろう)」

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    篠崎りん 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()