目前分類:先輩△ (43)

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バンビ「そろそろバレンタインですね。」

紺 野「あっ、そういえば......」

バンビ「? どうかしたんですか?」

紺 野「誰にどんなチョコをもらおうかメモしておかなきゃと思って。
    ちゃんとリストを作って......」

バンビ「はぁ......」

設 楽「細かい奴だな。もらった数だけカウントしておけばいいだろ。」

紺 野「去年のホワイトデー、
    お返しを違う人に配って足りなくなったのは誰だったかな......」

設 楽「うるさいな。あとでちゃんとフォローしたよ。」

バンビ「(......2人とも、たくさんもらうんだなぁ)」

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バンビ「(あ、紺野先輩と設楽先輩だ)」

設 楽「あ。」

紺 野「やあ、こんにちは。買い物?」

バンビ「そんなところです。紺野先輩たちも?」

設 楽「なんで俺が紺野なんかと買い物しなきゃならないんだ。」

紺 野「なんかはひどいな......実はお茶会の帰りなんだ。」

バンビ「お茶会......2人でですか?」

紺 野「はは。いや、設楽の知り合いが毎月開いてて、
    招待してもらったんだよ。」

設 楽「おまえが行ってみたいって言うから、
    俺が守村さんに頼んでやったんだろ。」

紺 野「うん、もちろん設楽には感謝してるよ。」

バンビ「へぇ......紺野先輩、紅茶に興味があるんですか?」

紺 野「前から勉強してみたいと思ってたら、設楽が意外に詳しくてさ。」

設 楽「意外とはなんだ。おまえに比べたらみんな詳しい。」

紺 野「そんなことないと思うけど......」

設 楽「大いにあるだろ。ダージリンとアッサムの違いが
    わからないくらいなら、まだいいとして......」

バンビ「(......なにがあったんだろう?)」

設 楽「茶葉を直接ティーカップに入れた奴なんて、初めて見た。」

バンビ「えっ!?」

紺 野「..................」

バンビ「あっ、すみません!つい......」

紺 野「いや、いいんだ。ああいう雰囲気は初めてで、少し緊張して......」

設 楽「だからってあれはないだろ。」

紺 野「いや......例え紅茶に詳しかったとしても、
    僕はティーカップに茶葉を入れたかもしれない。」

設 楽「大げさだな、ただのお茶会だろ。」

紺 野「ただのじゃなかったよ......」

バンビ「(うーん、どんなお茶会だったんだろう)」

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バンビ「(あ、紺野先輩と設楽先輩だ)」

紺 野「やあ、こんにちは。」

バンビ「こんにちは。」

設 楽「..................」

バンビ「......どうしたんですか?設楽先輩、疲れてるみたいですけど......」

設 楽「実際疲れてるんだよ。全国模試の帰りだ。」

バンビ「わぁ、お疲れ様です。」

紺 野「僕の通う塾で毎月全国模試をやっててさ、
    塾生じゃなくても参加できるから、誘ったんだ。」

設 楽「結果、貴重な休みを潰した。」

紺 野「受験生の言葉とは思えないな......」

バンビ「全国模試、初めてなんですか?」

設 楽「悪かったな。塾に行ったことないんだよ。」

紺 野「家庭教師がついてるのかと思ったら、それもないんだって。」

バンビ「なるほど......独学なんですね?」

設 楽「......まぁ、そうだ。」

紺 野「..................」

設 楽「なんだよ。」

紺 野「いや、設楽の成績知ってるから。」

設 楽「悪くて悪かったな。」

紺 野「勉強してないんだから当然だな。ピアノが上手いわけだよ。」

設 楽「..................」

紺 野「○○さん。」

バンビ「は、はいっ?」

紺 野「せっかくだから一緒にお茶でもどう?」

バンビ「......いいんですか?」

設 楽「紺野がおごるってさ。」

紺 野「えっ、そんなこと言ってないだろ。」

設 楽「男に二言はない。」

紺 野「設楽が言ったんじゃないか!」

バンビ「(......ちょっとハラハラしちゃった)」

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バンビ「(あ、紺野先輩と設楽先輩だ)」

紺 野「えっ、本当に?一度も?」

設 楽「悪かったな。」

紺 野「悪くないけど......
    少ないとも人生の30パーセントは損してると思うよ。」

設 楽「多いだろ!?」

バンビ「あの......何の話ですか?」

設 楽「......なんだおまえ、いきなり。」

紺 野「そういう言い方ないだろ、大人げない。」

設 楽「たった一年違いで大人も何もあるか。」

バンビ「あの......」

紺 野「あ、ごめん。 そうだ、いいところに。」

バンビ「?」

紺 野「”レッドサーキット”って見たことある?お笑い番組の。」

バンビ「はぁ、聞いたことは......」

設 楽「ほら、見てないじゃないか。」

紺 野「見てなくたって番組名は知ってる。常識だと思うけどなぁ。」

設 楽「どこがだ。おまえの常識はあてにはならない。」

紺 野「それ、設楽には言われたくない。」

バンビ「(......なんだか2人がお笑いコンビみたい)」

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設 楽「暑い......」

バンビ「今日は35度まであがるみたいだすよ。」

設 楽「なんでこんな日に外出してるんだよ......」

紺 野「いいじゃないか。 楽しみしてだろう?」

設 楽「......してない。」

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バンビ「流星群にお願い事を唱えるときは
     全部流れ終わるまでに3回唱えればいいのかな......」

設 楽「知るか。」

紺 野「ここの職員さんに聞いてみたら?」

バンビ「もう、2人して笑わないでください!」

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紺 野「設楽......そのボール、
    よく見たら子供用じゃないか。君には小さすぎるよ。」

設 楽「!!......ぐっ、これはハンデだ!」

バンビ「ハンデ?」

設 楽「......ああ。
    おまえら、ここからが本番からな!覚悟しろよ?」

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設 楽「こんなとこ歩いてたって、得る物は無いぞ。寒いだけだ。」

バンビ「冬の海を見ていると、胸をしめつけられるような気がします。」

設 楽「風邪でもひいたらどうするつもりだ。」

紺 野「こんな寂しい景色なのに、どこか惹きつけられるものがあるな。」

設 楽「おまえら、俺の話を聞け......」

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バンビ「雪だるま、作りたいなぁ。」

設 楽「また変なこと言い出したな......」

紺 野「うーん、ここじゃ障害物になっちゃうからな......」

設 楽「あっちの隅なら問題ないだろ。
    決めた、作るぞ。」

紺 野「え?ほんとに!?」

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バンビ「(さ、帰ろうっと)」

バンビ「あ、設楽先輩から......」

 

(..................)

 

設 楽「悪いな、呼び出して。」

バンビ「大丈夫です。ちょうど帰るところでしたから。」

設 楽「別に今日じゃなくても良かったんだけどな......
    早く言っとかないといけないような気がしたから。」

設 楽「オマエ、紺野のこと好きだろ。」

バンビ「えっ!!」

設 楽「何びっくりしてるんだよ。俺が知らないとでも思ってたか?」

バンビ「だって、急にそんな......」

設 楽「で、紺野はおまえのことが好き、と。」

設 楽「そういうわけだから、俺は一抜けすることにした。」

バンビ「..................」

設 楽「そんな顔するな。合理的だろ?」

設 楽「なんて、完全に割り切ったわけじゃないけど......
    未練がましいのもかっこ悪いしな。」

バンビ「でも、紺野先輩はどう思ってるか......」

設 楽「わからない、とか言うなよ?
    アイツの頭ん中なんてだだ漏れもいいとこだったぞ。」

設 楽「まぁ、おまえの前では取り繕ってたかもしれないな。
    おまえが心配することはないよ、多分。」

バンビ「設楽先輩......」

設 楽「ああもう......なんで俺がフォローなんかしてるんだ。」

設 楽「後はおまえらで勝手にしろ。もう知らないからな?」

バンビ「......はい。」

設 楽「..................
    この俺が引いてやったんだ。ちゃんとまとまれよ?」

 

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バンビ「(さて、帰ろうっと)」

女子A「ねえ、あそこにいるの......」

女子B「わっ、ホントだ。誰か待ってるのかな?」

バンビ「(ん?)」

紺 野「○○さん。」

バンビ「あっ、紺野先輩!」

紺 野「よかったよ、会えって。......少し、いいかな。」

 

(..................)

 

紺 野「そろそろ潮時かな、と思って。」

バンビ「え?」

紺 野「......いや、遅いくらいか。」

紺 野「君の目が、ずっと設楽を
    追いってるって気付いたのは、かなり前だから。」

バンビ「紺野先輩......」

紺 野「そのことで、君には余計な気を遣わせちゃったな。ごめん。」

バンビ「そんなこと......」

紺 野「......設楽は君に会ってずいぶん変わったよ。
    もちろん、いいほうに。」

紺 野「初めて会った頃の彼を見せてあげたいくらいだ。
    いくら話しかけても、全然相手にしてくれなくて。」

バンビ「ふふっ...... ちょっとわかるような気がします。」

紺 野「はは、そう?」

紺 野「......うん、そうだな。
    そういうところも含めて 君は設楽を......
    ..................」

バンビ「......?」

紺 野「うーん......
    潔く引き下がるつもりだったんだけど、やっぱり悔しいな。」

紺 野「今日だけは、送らせてくれないか?
    次から、こういう役目は設楽に全部譲るから。」

バンビ「紺野先輩......」

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設 楽「また増えてるな、お笑いコレクション。」

バンビ「DVD-BOXに......これはTVの録画ですね。」

紺 野「読書以外は、ほとんど唯一の趣味みたいなものだからなあ。」

設 楽「この趣味を生かして、ほら、何か面白いこと言ってみろ。」

紺 野「それはハードル上げすぎだよ!」

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バンビ「アルバム結構ありますね。」

紺 野「いや!それは見ちゃダメだよ!」

設 楽「......と言われて やめるやつはいないよな。」

バンビ「ふふっ!そうですね!」

紺 野「こら、やめろって!」

設 楽「ははは!俺のおススメはその緑の表紙のやつだな。笑えるぞ。」

紺 野「ああっ!?やめてくれーっ!!」

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バンビ「すごい、机の上が参考書でいっぱい。」

紺 野「去年のでよかったら、持って行く? まだ役に立つと思うよ。」

バンビ「欲しい!」

設 楽「紺野、人に参考書お薦めるの好きだよな。」

紺 野「”絶対いらない!”って投げ返しのは設楽だけだよ。」

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バンビ「羊毛刈りの体験、面白かったですね。」

設 楽「うーん。身ぐるみ剥いでるみたいで、ちょっとな。」

紺 野「実体験するのはいいことだよ。
    僕らは色んな動物に助けられて生きてるんだから。」

設 楽「はいはいわかりました、紺野先生。」

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バンビ「あ、キリン!」

設 楽「見ればわかる。あれはゾウじゃない。」

紺 野「うん。
    でも動物の分類上、
    ゾウとキリンは同じゾウ目キリン科に属するんだ。」

設 楽「そうなのか!?」

紺 野「ご、ごめん。これはさすかに噓。 まさか信じるとは......」

設 楽「紺野~......」

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設 楽「初心者にはスノーボードの方がいいらしいから、借りてきた。」

バンビ「そうなんですか? じゃあ、わたしも――」

設 楽「ダメだ。
    俺は初心者コースで練習してくるけど、おまえらは絶対に来るな。」

紺 野「なんでだよ。スノボは専門外だけど、少しは教えられるぞ。」

設 楽「いいから来るな。」

バンビ「(転ぶところ、見られたくないのかな......)」

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バンビ「お化け屋敷、面白かったですね。」

紺 野「あんなにキャーキャー言ってたのに。」

設 楽「ホラーものに泣き叫ぶ女は付き物だ。
    たいてい最初の被害者になるかどな。」

バンビ「そんな!」

紺 野「ふふ、訳知り顔の皮肉屋だって危ないんじゃないか?」

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バンビ「観覧車、楽しかったですね。」

設 楽「ふん、景色を見るだけじゃないか。」

紺 野「見てたのは本当に景色だけか?」

設 楽「......な、なんだよ。どういう意味だ?」

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設 楽「わっ、つむじ風だ!」

紺 野「............」

バンビ「......どうしたんですか?紺野先輩。」

紺 野「あっ! いや、君の髪に花びらが......ついに見とれちゃった。」

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