目前分類:兄弟△ (20)

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バンビ「(さてと、そろそろ家に帰ろうかな!
    あれ、あそこの2人......)」

???「オマエ......小学生の小遣いじゃねぇだから......」

???「じゃ、コウはあといくらだよ?」

???「俺は、まあ、たまたまデカい買いもんがあって......」

バンビ「琥一くん、琉夏くん!
    そんなとこにしゃかんでたら、周りの迷惑だよ?」

琥 一「ん? なんだオマエか。」

琉 夏「○○ちゃん、オッス、買い物?」

バンビ「そだよ。 何してるの、2人して。」

琥 一「まあ、ちょっとな。今月のやりくりをな。」

琉 夏「今月はヤバい。またコウがガラクタ買っちゃったから。」

琥 一「ガラクタじゃねぇ。
    テメェこそ、虫みてぇに甘いもんばっか買ってきやがって。」

琉 夏「虫って言うな。
    いいだろ、俺のはちゃんと食えるんだから。」

琥 一「胸やけすんだよ。
    どうせなら肉とか、ちっとはマシなもんをーー」

バンビ「ね、ねぇ、わたしちょっと貸そうか?」

琥 一「!!」

琉 夏「!!」

バンビ「あの......ちょっとくらいなら。」

琥 一「おいおい......女から借りるほど落ちぶれちゃいねぇよ。」

琉 夏「ああ。これは俺たち兄弟の問題だ。 行くぞ、コウ。」

琥 一「おお。 じゃあな。」

バンビ「(カッコつけてる......一瞬考えたくせに)」

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バンビ「もうすぐ春休みだけど、2人でなにかしないの?」

琉 夏「2人で? なんかあった、コウ?」

琥 一「ねぇだろ、なモン―― あ、そう言えば、
    おい、あれどうするよ?」

琉 夏「あぁ、また招待状来てたっけ。」

バンビ「なになに?」

琉 夏「オヤジの代理で、バイクの集まりに行くかも。」

バンビ「へぇ、いいね!お父さんの代理って?」

琥 一「ガキの頃、休みになるとオヤジと3人で行ってたんだ。」

琉 夏「オヤジ、すっかり歳食っちゃったから、
    最近は俺らに招待状が来る。 コウ、どうする?」

琥 一「行くには構わねぇけどよ......また、寝袋か?」

琉 夏「まあね。俺らビンボーだしね......」

バンビ「(寝袋でツーリングか......いいな、男の子って)」

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バンビ「さてと、お昼も終わったし......ん?」

???「そもそもよ、俺らが急に勉強したくなったって
    おびき出し方から無理なんじゃねぇか?」

???「そこまではいいんだって。逆に意外性があって。」

バンビ「琥一くん、琉夏くん!」

 

琥 一「○○。」

琉 夏「オッス。」

バンビ「何してんの?また失敗の反省会?」

琥 一「ウルセー。」

琉 夏「まあね。デカイ三角定規でケツ叩かれた。」

琥 一「大迫のヤロー、ああ見えて手強いぜ。」

バンビ「ねぇ......バカバカしいからもうやめたら?」

琉 夏「そういうワケには行かないね。」

琥 一「意地ってもんがあんだ。女の出る幕じゃねんだよ。」

バンビ「失礼しました!先に行くよ?」

琥 一「行け行け。」

琉 夏「そんじゃね。」

 

琥 一「なぁ、こうなったらよ、
    いっそもう、羽交い絞めにしてだな――」

琉 夏「ダメだ。ポリシーが反する。あくまで落とさなきゃ。」

バンビ「(付き合いきれません)」

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バンビ「お昼も終わったし 教室に戻ろっと!」

???「違う。コウが先に見つかるから、警戒されたんだ。」

???「そうじゃねぇって。
    あの受け方はよ、なんつーかもう、技だぞ?」

バンビ「(......あれ?琥一くんと琉夏くん)」

 

琉 夏「じゃあやっぱりヒムロッチから習ったんだ、
    黒板消し受けの極意。」

琥 一「なんだそりゃ?」

バンビ「何してんの?まだ二人で悪巧み?」

琥 一「!? ○○。」

琉 夏「ちょっとね、反省会。」

バンビ「反省会?」

琉 夏「大迫ちゃんのアタマに黒板消し落とそうとしたんだけど――」

琥 一「あの野郎、見事にキャッチしやだった。」

琉 夏「そんで、散々黒板消しで叩かれた。」

バンビ「そんな小学生みたいなことするからでしょ......」

琥 一「ウルセー。歳はカンケーねんだよ。」

琉 夏「そういうこと。名誉の問題なんだ。」

バンビ「あっそ。早く行かないと、授業始まっちゃうよ?」

琥 一「先行け。 俺らはこれから作戦会議だ。」

琉 夏「そんじゃね。」

 

琉 夏「要するにさ、手が使えないようにしとけばいいんだ。」

琥 一「まあな? で、どうすんだ――」

バンビ「(バカバカしい......)」

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バンビ「さて、午後の授業だ!教室に戻らなきゃ。」

???「違う違う、まだそこは出ちゃダメだ。」

???「あ?なんでだよ?」

バンビ「(......あれ? 琥一くんと琉夏くん)」

 

琉 夏「だってそれじゃコウのアタマに落ちる。」

琥 一「おぉ、そうか。 じゃ、いつ出りゃいいんだよ?」

バンビ「ねぇ、何してんの?二人して。」

琥 一「!? ○○。」

琉 夏「ちょっと練習。」

バンビ「練習ってなんの?」

琉 夏「大迫ちゃんに黒板消しを――」

琥 一「馬鹿、コイツにしゃべったら、チクられんだろーが。」

琉 夏「そっか、危ねぇ危ねぇ。」

バンビ「ん? ......なんか悪巧み?」

琉 夏「違う違う。ぜんぜん違う。」

琥 一「おう、違うぞ?」

バンビ「怪しい......」

琥 一「おいルカ、そろそろ、授業が始まるな?」

琉 夏「いっけね!遅れちゃう!そんじゃね。」

琥 一「オマエも遅れんな?」

バンビ「............」

 

琥 一「で?どこなでいった?」

琉 夏「だからさ、
    俺が”先生、こっち!”って言うから、そしたら――」

バンビ「(怪しすぎる!)」

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バンビ「ちょっと聞きたいんだけど、いい?」

琥 一「ダメでも聞くんだろーが?」

バンビ「そうなんだけど......
     兄弟の間で相手が恋してたら、わかっちゃうもの?」

琉 夏「俺、わかる。」

琥 一「ウソつけ。」

琉 夏「わかるね。コウは恋してる。」

バンビ「そうなの!?」

琥 一「はぁ!?バカか、テメェは?」

琉 夏「やっぱな。図星だと、コウは声が裏返る。ラブラブだ。」

琥 一「ラブ―― バカ、たまたまだ!」

琉 夏「ほら、まただ。」

琥 一「テメェな......自分のこと棚に上げんのも大概にしとけ?」

バンビ「琉夏くんも......」

琉 夏「えっ? いや、俺はほら、恋に恋するタイプだから。」

琥 一「ヘッ、苦しいな、おい?」

琉 夏「コウもな?」

バンビ「......?」

琉 夏「ここは一旦、ドローってことで。」

琥 一「飲んだ。」

バンビ「(??? なんなのよ......)」

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バンビ「ねぇ、男女の友情って、あるのかな?」

琉 夏「あるのかな、コウ?」

琥 一「メンドクセーからパス。」

バンビ「じゃあ、2人ともいつか結婚したら、
     相手のお嫁さんとは、友達になりたい?」

琉 夏「あぁ、そういうこと。
    そいうことなら、 な、コウ?」

琥 一「メンドクセーからパス。」

バンビ「もう......よくわかんないなぁ。」

琉 夏「わかんない方がいいこともあるんだ。 な、コウ?」

琥 一「メンドクセーからパス。」

琉 夏「じゃあ俺もパス。」

バンビ「(なんかはぐらかされちゃった......)」

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バンビ「ねぇねぇ、兄弟の間でも、男の友情って感じるもの?」

琉 夏「あぁ、友情ね......えぇと、コウにパス。」

琥 一「あ?なんだ、友情だ?そんなもんオマエ......ねーよ。」

バンビ「無いの!?」

琉 夏「まあ、一緒に育ってるから、
    あんまりそういう風には なぁ?」

琥 一「おぅ、つーかオマエ、気持ち悪ぃ質問すんな。」

バンビ「でもさ、2人はすごく仲がいいでしょ?」

琉 夏「そんなことないだろ。 なぁ、コウ?」

琥 一「そうだぞ?何ならコイツ、ぶん殴るって見せるか?」

バンビ「(2人とも、なんか照れてるみたい......)」

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バンビ「ねぇ、2人は、女の子らしさって、なんだと思う?」

琥 一「メンドクセーな......」

琉 夏「どしたの?」

バンビ「いつも一緒にいるんだから、
     そういう価値観、似るんじゃないかなって。」

琉 夏「そんなこと言ったら、いつも一緒の女の子が......なぁ?」

琥 一「あ? おう、そうか。いたいた、女らしいのが。」

バンビ「......なに?」

琉 夏「いや、女らしいなって。」

琥 一「おう。三歩下がってついて来るしな?」

琉 夏「そうそう。言葉づかいも丁寧だし、すぐ怒んないしな?」

バンビ「(ううっ......ヤブヘビだったか)」

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バンビ「やっぱり、2人で好きな女の子の話とか、する?」

琥 一「はぁ?しねーよ、女じゃあるまいしよ。」

琉 夏「ないない。」

バンビ「そっか......
     じゃあ、お互いの好きのタイプとか、分からないんだ?」

琥 一「............」

琉 夏「............」

バンビ「あれ?」

琉 夏「さて、と......そろそろ行こうか?」

琥 一「そうだな、それがいいな?」

バンビ「(......あれ?)」

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バンビ「一度聞きたかったんだけど、
     男兄弟って、お互いのことどういう風に考えてるの?」

琉 夏「どうって言われても......どう?」

琥 一「あぁ?どうもこうも......兄弟だろーが。」

バンビ「そうじゃなくて、ライバル関係とか、友達とか。」

琉 夏「あぁ、そういうアレか。 そうだな......主従関係?」

バンビ「主従関係!? じゃあ、主はどっち?」

琉 夏「俺。
    コウの物は俺の物、俺の物も俺の物だから。 な?」

琥 一「ぶん殴るぞ?」

琉 夏「じゃあ、ボケとツッコミ。 俺、ツッコミ。」

琥 一「どう見てもボケだ、テメェは。」

琉 夏「なんでやねーん!」

琥 一「ウルセー、他の客に迷惑だろーが。」

バンビ「(本当に仲がいいんだな......)」

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バンビ「ねぇ、2人とも学校は、どう?」

琥 一「はぁ?生活指導かよ。」

琉 夏「まあまあ。 そうだな......楽しいよ。思ってたよりね。」

バンビ「そっか。良かった。」

琥 一「まあ、そうだな......中学の頃と比べりゃ、平和なもんだ。」

バンビ「中学は、公立だっけ?」

琉 夏「そう。ちょっとゴタゴタあって、毎日ピリピリしてたから。」

琥 一「メンドクセーからずらかることにした。
    で、はば学だ。」

バンビ「そうだったんだ......でも、もう今は大丈夫だよね?」

琉 夏「......だよね?」

琥 一「こんなウルセーのが始終くっついてたら、
    そうそうバカできねぇだろ。」

琉 夏「そうだな。」

バンビ「......ん?わたしのこと?」

琥 一「さあな?」

琉 夏「褒めたんだよ、コウは。”ありがとう”ってさ。」

バンビ「うん......じゃあ、よし。」

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バンビ「ねぇ、2人でスポーツとか、一緒にやらないの?」

琥 一「はぁ?やんねーよ、気味悪ぃ。」

琉 夏「コウが俺と一緒にスポーツ......無い、絵的に無い。」

バンビ「でも、2人とも色いろ得意だから、
     同じスポーツすることもあるでしょ?」

琥 一「まあ、空手くらいか?中坊まではな。」

琉 夏「組み手はよくやったな?
    つーか、道場で組まされたから。」

バンビ「そっか......空手ね。 他には?」

琥 一「あぁ...... あれはどうだ、ボウリング。」

琉 夏「あぁ、通ったな。やっぱ中坊の頃、学校の帰りに。」

バンビ「今は一緒にやらないの?」

琥 一「まあ、バイトで生活に追われてるしよ。」

琉 夏「そういうこと。コウ、負けっぱなしだしね。」

琥 一「はぁ?誰がだコラ、泣かすぞ。」

琉 夏「上等だコラ。」

バンビ「はいはい、ケンカしない!」

バンビ「(やっぱりこの2人、仲がいいんだな......)」

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バンビ「2人は、好きな食べ物、違うよね?」

琉 夏「コウは肉食獣だから。」

琥 一「”獣”ってなんだ。
    テメェなんか虫みてぇに甘いもんばっかじゃねぇか。」

琉 夏「魚も喰うね。」

琥 一「威張んな、バカ。」

バンビ「まあまあ。 ねぇ、じゃあいつも夕ご飯はどうしてるの?」

琉 夏「夕ご飯って言うか、なぁ?」

琥 一「まあ、腹減った時、な。」

バンビ「じゃあ、好きな時間に、好きなものばっかり?」

琉 夏「それは......なぁ?」

琥 一「まぁ......大体、な。」

バンビ「そんなこと続けてたら、いつか病気になっちゃうよ!?」

琉 夏「それは大丈夫。身体だけは丈夫だもんな?」

琥 一「まあな?鍛え方が違うからよ。」

バンビ「(いつか後悔すると思う......)」

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バンビ「ウゥ......寒いっ!ここのところ寒い日が続くね?」

琉 夏「コウ、夏にして。」

琥 一「できねぇな。」

琉 夏「じゃ、春でもいいや。」

琥 一「オマエのアタマん中は、年中春だろーが。」

琉 夏「マジで? ......あ、ホントだ。」

バンビ「ふふ、でも子供の頃は、もっと寒かった気もするね?」

琥 一「そりゃ、あれだ......温暖化だ。
    ガキの頃は、あんまり寒くて”おしくらまんじゅう”で凌いだろ。」

バンビ「あ......そうだったっけ。」

琉 夏「うん、そうだったな...... やっとく?」

琥 一「やっとくか?」

バンビ「え?今ここで?」

琥 一「捕まえろ!」

琉 夏「ラジャー!」

バンビ「や、ちょっと待って!!」

バンビ「(......と、いうようなことを話しながら下校した)」

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バンビ「もう少しで文化祭だね。」

琉 夏「文化祭だぞ?サボんな、コウ?」

琥 一「オマエもな?」

琉 夏「ハハハ!」

琥 一「ククッ......」

バンビ「コラ!ちゃんと出なきゃダメだよ!」

琥 一「ウルセーな、たかが文化祭だろーが?」

琉 夏「そうそう。コウと文化は無関係だから。」

琥 一「そりゃオマエだ、オマエ!」

琉 夏「ハハハ!」

琥 一「ククッ......」

バンビ「もう......しょうがない。大迫先生に言いつけよう。」

琥 一「おい、チクんのかよ!」

琉 夏「大迫ちゃんはダメだって!耳引っ張るんだ!」

バンビ「知らない!言いつけよう!」

バンビ「(......と、いうようなことを話しながら下校した)」

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バンビ「そういえば、もうすぐ体育祭だね。」

琥 一「そだったか、ルカ?」

琉 夏「知らねー。そうだった?」

バンビ「そうなの!もう......2人ともちゃんと練習に参加してる?」

琥 一「練習ってオマエ、俺らがそんなタマに見えるか?」

琉 夏「俺はしてるよ?練習。」

琥 一「はぁ?マジかよ?」

琉 夏「超マジ。」

バンビ「琉夏くんえらい!なんの練習したの?」

琉 夏「俺?フォークダンス。」

琥 一「なんだそりゃ?ダセェぞ、ルカ。」

バンビ「琥一くん!いいことだよ、ね?」

琉 夏「ね?それにさ......」

琉 夏「サボったり振付覚えて
    なかったりたら体育の単位は無いって、大迫ちゃんが......」

琥 一「おぉ!?聞いてねぇそオイ......」

バンビ「(2人とも、本当に大迫先生には頭があがらないんだ......)」

 

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バンビ「もうすぐ期末テストだね。」

琉 夏「だね、コウ?」

琥 一「ウルセー、いちいち確認すんな。」

バンビ「ねぇ、やっぱりテスト前は2人で勉強したりする?」

琉 夏「2人って、俺とコウってこと?」

バンビ「そう。」

琥 一「しねぇだろ......気味悪ぃ。」

バンビ「そんなもんかな。でも、それにしては――」

琥 一「なんだよ?」

バンビ「えぇと...... よく、コウくん、はば学に受かったなぁ、なんて......」

琉 夏「コウはさ、こんなツラしてるけど、スゲェ受験勉強したんだ。な?」

琥 一「ツラは、カンケーねぇだろうが。」

琉 夏「コウはさ、やれば出来る子なんだよ。な?」

琥 一「ウルセー。」

バンビ「(......と、いうようなことを話しながら下校した)」

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バンビ「道に落ち葉が舞ってる......秋だなぁ。」

琥 一「クッ......ポエムか、おい。」

バンビ「そうだよ? たまには、いいでしょう?」

琉 夏「ここで一句。」

琥 一「なんで、いきなり......」

琉 夏「”帰り道
    落ち葉が舞ってる
    まあ、ステキ”。」

琥 一「まんまじゃねーか。」

バンビ「あんまり俳句っぽくないよ?」

琉 夏「じゃ、コウの番。」

琥 一「バカ、やんねーよ。」

琉 夏「やれよ!」

バンビ「はい、どうぞ!」

琥 一「あぁ......
    落ち葉が、あぁ......その、夕日で、ほら、アレだ......」

琉 夏「はい、ダメー!」

琥 一「ちっと待て!いいか? 落ち葉が、だな――」

バンビ「(......と、いうようなことを話しながら下校した)」

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バンビ「ハァ......日差しが暖かい。春真っ盛りって感じだね?」

琉 夏「眠い......」

琥 一「寝んな。キリキリ歩け。」

バンビ「ふふっ いくらなんでも歩きながらは――」

琥 一「寝るぞ、コイツは。」

琉 夏「うん。寝るね。」

バンビ「......本当に?」

琉 夏「あるじゃん、寝たまま歩くことって。」

琥 一「ねぇよ。」

バンビ「(......と、いうようなことを話しながら下校した)」

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