バンビ「(さてと、そろそろ家に帰ろうかな!
あれ、あそこの2人......)」
???「オマエ......小学生の小遣いじゃねぇだから......」
???「じゃ、コウはあといくらだよ?」
???「俺は、まあ、たまたまデカい買いもんがあって......」
バンビ「琥一くん、琉夏くん!
そんなとこにしゃかんでたら、周りの迷惑だよ?」
琥 一「ん? なんだオマエか。」
琉 夏「○○ちゃん、オッス、買い物?」
バンビ「そだよ。 何してるの、2人して。」
琥 一「まあ、ちょっとな。今月のやりくりをな。」
琉 夏「今月はヤバい。またコウがガラクタ買っちゃったから。」
琥 一「ガラクタじゃねぇ。
テメェこそ、虫みてぇに甘いもんばっか買ってきやがって。」
琉 夏「虫って言うな。
いいだろ、俺のはちゃんと食えるんだから。」
琥 一「胸やけすんだよ。
どうせなら肉とか、ちっとはマシなもんをーー」
バンビ「ね、ねぇ、わたしちょっと貸そうか?」
琥 一「!!」
琉 夏「!!」
バンビ「あの......ちょっとくらいなら。」
琥 一「おいおい......女から借りるほど落ちぶれちゃいねぇよ。」
琉 夏「ああ。これは俺たち兄弟の問題だ。 行くぞ、コウ。」
琥 一「おお。 じゃあな。」
バンビ「(カッコつけてる......一瞬考えたくせに)」