琉 夏「こうしてるとさ......ガキの頃のこと思いだすな?」
【懐かしいね......】
琉 夏「うん。可愛かったな......あ、今もね?」
【子供のままがいい......】
琉 夏「俺は、大人になりたい。
大人になれば自由だから...... ほら、色んな意味でさ?」
琉 夏「こうしてるとさ......ガキの頃のこと思いだすな?」
【懐かしいね......】
琉 夏「うん。可愛かったな......あ、今もね?」
【子供のままがいい......】
琉 夏「俺は、大人になりたい。
大人になれば自由だから...... ほら、色んな意味でさ?」
琉 夏「俺にさわるのって、そんなに楽しい?」
【うん、楽しい!】
琉 夏「俺も楽しい。 じゃ、ギブ&テイクだ。」
【ゴメン、つい......】
琉 夏「”つい”触りたくなちゃう。
なるほどね。......へへ。」
琉 夏「今日は海が静かだ......
こう静かだとさ、なんか、照れくさいな?」
バンビ「【今日は琥一くんは?】」
琉 夏「コウは居ないと、心細い?」
バンビ「べつに、そんなこと......」
琉 夏「俺のことが、怖い?」
バンビ「琉夏くん......」
琉 夏「今なら俺が妙な気起こしても、誰もとめてくれないよ?」
バンビ「わたし、琉夏くんのこと、信じてるから。」
琉 夏「ありがとう...... いちばん、言って欲しかった言葉だ。」
バンビ「うん。」
琉 夏「俺さ、イカレてるかもしれないけど、
オマエが傷つくことは、ゼッタイしたくない。」
バンビ「うん......ありがとう。」
琉 夏「なぁ、ここのの牧場さ、
まっ白い馬がいるんだけど、乗ってみたい?」
バンビ「【ちょっと、怖いかも......】」
琉 夏「でもさ、すごく賢いやつだったら?」
バンビ「賢いやつ?」
琉 夏「そう。ちょっと人見知りするけど、賢いやつ。」
バンビ「う~ん......わたしにも乗れるかな?」
琉 夏「多分ね。 オマエなら、きっと。」
バンビ「(......?)」
バンビ「さてと、そろそろ帰ろっかな。
......あれ?」
バンビ「琥一くん!」
琥 一「○○。おう、買いもんか?
おほほんとしたツラしやがって。」
バンビ「失礼だな......なんか、琥一くん、今日はご機嫌だね?」
琥 一「まあな。
すげぇレコード、手に入れだからな。ピクチャー盤だ。」
バンビ「どれどれ?」
(..................)
バンビ「そっか。そのメガネの人、すごい人なんだね。
サラリーマンみたいだけど。」
琥 一「オマエ......この人はだな、最後のロックンローラーだ。」
バンビ「ふぅん。じゃあ、早く家に帰って、聴かなきゃね?」
琥 一「針なんて落とすか。ピクチャー盤だぞ?飾るんだよ。」
バンビ「へぇ、そうなんだ。やっぱり、すごく高いの?」
琥 一「そりゃ、オマエ――
ハァ......しばらくホットケーキ食うか。」
バンビ「(よっぽど好きなんだね......)」
琉 夏「このままさ、時間なんて止まればいい。」
【本当だね......】
琉 夏「ああ......無理だってわかってても、どうしても考えちゃうな。」
【大人になれないよ?】
琉 夏「そっか......うん。
大人になれば、もう帰らなくてもいいもんな。」
琉 夏「言っとくけどさ......
こういうこと、エッチなヤツにすると、誤解されるよ?」
【平気平気!】
琉 夏「コラ。平気じゃないんだ。 ......俺が。」
【琉夏くんとか?】
琉 夏「俺? いやエッチだけどさ......
そういうエッチとは、エッチが違うんだけどな......
わかんないかなぁ。」
琉 夏「肩、抱いちゃおっかな......」
【うん、いいよ?】
琉 夏「ありがとう。
オマエの隣に、確かに”俺がいる”って感じたい......」
【恥ずかしいよ......】
琉 夏「恥ずかしいのは俺も同じだからさ、ガマンして。」
琉 夏「言ってなかったけどさ......
満月の夜は、俺、狼に変身するよ?」
【琉夏くんを信じてるから】
琉 夏「そう言われちゃうと、変身できないんだ。
でも......うん。ありがとう。」
【変身していいよ?】
琉 夏「ホントに?......食べちゃうよ?」
琉 夏「顔、赤いね......どした?」
【はしゃぎ過ぎちゃった】
琉 夏「子供だ。カワイイ♡」
【琉夏くんのせいだよ】
琉 夏「俺の? へぇ......」