設 楽「......あ。」
紺 野「○○さん。」
バンビ「あ、紺野先輩、設楽先輩。 どこ行くんですか?」
紺 野「大学だよ。サークル。」
バンビ「設楽先輩も?」
設 楽「まぁ、そう。」
バンビ「?」
紺 野「チェスサークルを探すんだってさ。
一流大学なら多分あると思うから。」
設 楽「うちの音大、ろくなサークルがないんだ。」
バンビ「でも、他の大学の生徒が入れるんですか?」
紺 野「誰でも入れるよ。
僕が所属してるテニスサークルもインカレだし。」
バンビ「......いんかれ?」
紺 野「あ、ごめん。
いろんな学校の生徒で構成されてるサークルってこと。」
バンビ「へぇ......」
バンビ「もしわたしが違う大学に進学しても、
同じサークルに入れるんですね。」
紺 野「うちのテニスサークルなら大歓迎だよ。」
設 楽「チェスやれよ。
あまりやる奴いないから相手探すの大変なんだ。」
紺 野「勧誘するならサークルを見つけてからにしろよ。」
設 楽「テニスサークルなんか
テニスやるフリして騒いでるだけの、浮かれた集団だぞ。」
紺 野「偏見だ。うちはちゃんと練習してる。」
設 楽「どうだか。」
バンビ「えーと......」
バンビ「(勧誘合戦が始まっちゃった)」